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形 態 地 層 と は

Tokyo Strata は、東京 22 区・290 万棟の建築物を「耐火構造 × 高度」の二軸で読み解いた都市考古地図です。

Project PLATEAU 2023–24 の 3D 都市モデルから footprint・用途・構造・高度を抽出し、4 色の形態地層として描きました——朽葉が古層、月白が現代層。建築年は記録されていませんが、形態が時代の代理として浮かび上がります。

皇居を中心に、北は荒川・足立の下町、南は大田の海岸、西は世田谷・練馬の郊外住宅地まで——一枚の地図に重なる東京の時間を読む試みです。

4 色 の 凡 例

朽葉「その他・不明」分類かつ低層 10m 未満——多くは戦前から残る木造または準木造の街。 利休茶耐火・準耐火の同低層——戦後の小楼に対応する。 銀鼠中層 10–30m、高度成長期以降の中規模ビル。 月白高層 30m 以上、バブル期以降の塔状建築。

形態 を 時代 の 代理 と す る 理由

本来であれば建築年を直接プロットするのが理想ですが、PLATEAU の公開データには yearOfConstruction の値が記載されていません(schema 上は存在するものの、東京 22 区いずれも非公開)。一棟一棟の正確な建築年は分からないが、地層としての時代の重なりは見えてくる——耐火構造の有無と高度を組み合わせると、おおよその建築世代が推測できるからです。

木造低層は戦前〜戦後早期、耐火低層は戦後復興、中層 RC は高度成長、超高層はバブル期以降。決して厳密な分類ではありませんが、街全体を一枚の地図として眺めると、時代の地層がはっきりと現れます。

区 ご と の 強 い 偏 り

朽葉%月白%平均高
練馬73.90.38.0 m
杉並71.60.38.1 m
世田谷65.80.38.2 m
渋谷42.34.011.6 m
新宿37.94.312.0 m
28.011.416.1 m
中央26.616.718.3 m
千代田21.218.519.4 m

都心 3 区(千代田・中央・港)は月白比率が最高で、朽葉が最低。郊外住宅区(練馬・杉並・世田谷)は逆の極にある。緩やかな勾配が皇居から外周に向かって広がり、東京の都市発展の年輪を可視化する。

記 録 さ れ た 最 高 点

墨田区 634m = 東京スカイツリー。22 区中で最も高い構造物として、形態地図の北東に屹立する。
港区 332m = 麻布台ヒルズ森 JP タワー(2023 年竣工)。地層の最新の頂点。


制 作

データ Project PLATEAU 2023–24 CityGML(v4 / 一部 v3)。19 区は 2023 年度、墨田・品川・杉並は 2024 年度を使用。台東区は PLATEAU 2023 年度データセットが未公開のため除外。
ライセンス 国土交通省/G 空間情報センター/CC BY 4.0
配信 290 万棟を PMTiles に圧縮(48 MB、HTTP 範囲リクエストで配信)
基礎図 MapLibre GL JS 4.7 · PMTiles 4.3 · 明朝:Hiragino Mincho ProN
印刷 tokyo-strata.pdf(A3 横・10 ページ・6.9 MB)
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